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税の使い道 国の収入と支出



国を身近な家計に例えた場合、税による収入は給料などによる収入と同じようなもので、税の使い道は家計の出費と同様だと考えられます。ここでは税の使い道を知るための基本的な知識として、国の収入と支出について分かりやすく家計に例えてご紹介します。また、近年では日本の収入と支出がどのようになっているかを知ることで、税の重要性について考えるきっかけになるだけではなく、政治に対する興味も高まるはずです。税の収入と支出に関する用語にも触れて解説します。

歳入と歳出

歳入と歳出

家計などでは給料などで入ってくるお金のことを収入と呼んでいますが、国(政府)や地方自治体など公共的な性格を持つ組織の場合には、収入のことを「歳入」と呼びます。また、同様に家計で支出と呼んでいる出費全般については、国などの場合には「歳出」と呼びます。こうした用語は、法令で定められている「官庁会計(または「公会計」)」と呼ばれる会計制度で用いられる言葉であり、国などが作成する資料などにも見ることができます。なお、官庁会計の制度では原則的に「会計年度独立の原則」を採用しています。これはつまり、歳入と歳出を年度ごとに等しくし、会計年度ごとに独立して区切るという方針です。家計の場合であれば、収入以上の支出は避けて預貯金に回し、将来の蓄えなどにするのが理想的ですが、国の財政についてはそうしたお金の運用は原則的に行なわれず、1年ごとの使い切りでお金を運用していることになります。

租税及び印紙収入

国の歳入のうち、税収にあたるものは「租税及び印紙収入」に分類され、この内訳は所得税や法人税、消費税などです。2014年(平成26年)度の一般会計予算では、歳入のうち52.1%が租税及び印紙収入とされています。つまり、国が使い道を決めるお金(一般会計予算)のうち、税収によって賄われる割合は半分程度にしか満たないということになります。

一般会計予算とは
国の予算には「一般会計」と「特別会計」があります。一般会計とは、税収によって集められた税金をまとめて管理し、総合したお金として使い道を決めるものです。つまり、家計などにおける「とりあえず財布に入れたお金」といったように、(財布に入れた時点では)使い道を具体的に想定せずに捉えるお金の総額です。財布の場合、例えば交際費がかさんで中身が寂しくなってしまった場合には、他の食費などを節約して調整を試みると思いますが、それと同じように使い道を相互に調整して使用するものが一般会計という訳です。ただし、国の予算の場合は行き当たりばったりではなく、予算編成時にまとめて使い道を決めています。
特別会計予算とは
一般会計に対するものとして特別会計があります。特別会計は一般会計とは別に独立した経理管理で運用される会計のことであり、家計に例えれば、収入があった時点で「これは連休に使う旅費」といった体で封筒に入れておき、財布とは別に管理して、用途を決めて管理するお金のことです。日本の歳入はその多くが特別会計予算に組み込まれることになっており、歳入全体のうち8割近い額が特別会計にされています。なお、一般会計と特別会計は、場合によっては相互に繰り入れが行なわれており、厳密な意味では分離していません。

公債金収入

一般会計予算のうち、税収によって賄われる分は半分程度と紹介しましたが、足りない分は公債金による収入になっています。公債金とはつまり、国の借金です。家計に例えれば、常に借金を続けながら家計をやりくりしていることになります。

公債発行に依存する日本の財政

近年における日本の財政では、歳入よりも歳出が多く、不足分を公債金という借金で補っている状況が続いています。公債金は借金であるため、いずれは返済しなければならないのですが、現在はその支払いを将来の国民、つまり子どもたちに負担させている状況が続いています。こうした現状の打破を目指して増税されているものの代表例が消費税です。